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2024/05/15

カラタネオガタマ

玄関を出て、外へ出た瞬間。
または、外から帰ってきて庭を抜けた瞬間。
ふわっと良い香りがするんです。

庭にはカラタネオガタマの木。
これに小さな花が付き始めました。
なぜか毎年ごとに花のつく数が減り、葉っぱの数もしょぼくなってきて…(T_T)
土の栄養がたりてないのか、日当たりがわるいのか、老化なのかは素人の私にはわかりませんが、本当に数える程しか花がついていないんですよねー。
それでもカラタネオガタマの木の前を通ると、ふわっと良い香りがするんです。
本当に一瞬だけ。
なんで?
もっと香りを感じたくて、木のそばに寄って花に鼻を近づけると、あぁこの香り💕

バナナのような甘い強い芳香があるため、別名バナナツリーとも呼ばれています。
でもうちのカラタネオガタマはそんなに強い香りはなく(花が少ないせい?)甘さと爽やかさが混じった儚く甘い香りです。
甘さが本当にスッキリしているので、何回も香りを嗅ぎたくなります。
甘ったるい濃厚な香りが苦手な私には、このカラタネオガタマの香りが丁度良い♡

カラタネオガタマ
 モクレン科 オガタマノキ続
 開花期 4〜5月
 4m前後の常緑樹
 中国南部原産
 別名 トウオガタマ(唐招霊)

カラタネオガタマと似た木ではオガタマノキがありますが、そちらは15〜20mと大きく、葉っぱも10cmくらいの大きさです。
同じオガタマですが、サイズが違いますね。

オガタマは新芽が出て葉が茂ると、古い葉は一斉に落ちるので「縁起の良い木」とされていて、神社にもよく植えられています。
名前の由来も、神様に供える木(神道において神様は尖ったところに宿るとされているため、葉が尖っているまつ、サカキ、オガタマが用いられている)であることから「招霊(オガタマ)」と呼び、中国原産のために「唐(カラ)」がついたようです。
中国では、消化不良や、鼻炎を改善する効果があるとして、薬にも使われています。
あんな良い香りがしたら、鼻炎なんて患っていたらもったいないですね(笑)

では、最後にいつもの花言葉を。
「甘い誘惑」
…ちょっとイメージから離れているような気もしますが…わかります(笑)

カラタネオガタマ
カラタネオガタマ

2024/04/22

ミツカドネギ

4月に入っても寒かったり暑かったり、雨が降り続いたり晴れたりと、安定しない天気のせいか、庭の草花が元気です(笑)
太陽と水と気温のバランスが草花にとってはちょうど良いのかしら?

 うちの狭い花壇ですが、いつの間にか白いはながいっぱい咲いていました。
ニラのような長い葉っぱがでているなと思っていたのですが、いつの間にか花が咲いていました。
葉っぱだけの頃は「抜かなきゃ!」なんて思っていたのですが(思うだけ。なかなかやらない💦)花がつくと「わ!綺麗!」と抜くのをあっと言う間に却下。
そんなわけで、私の花壇は狭くなり、ごちゃごちゃしてくるわけです。

 話を戻しますと、そのニラのような葉っぱを持つ白い花は《ミツカドネギ》でした。たぶん(笑)

ミツカドネギ(三角葱)
ヒガンバナ科 ネギ属
別名 アリウム・トリクエトルム
   サンカクニラ
花期 4〜5月
西ヨーロッパ南部、西アフリカ北部、地中海沿岸が原産地

 花の茎が三つの角になっていることから、ミツカドネギと名前がついたそうです。

 そしてこの花、食べられるんですって!
味はニラとノビルを合わせたような感じで、葉っぱから花まで食用にできるとか。
肉と炒めたり、卵と炒めても合いそうですね。
塩コショウや鶏ガラスープの味付けが良いのかしら。
花はサラダに散らしたら素敵。
 英語圏では野生化したニラをワイルドオニオンと呼び、ハーブの一種として扱うそうです。
ミツカドネギもいつの間にか増えていたのですが、花は綺麗だし食べられるので放置しておくと増えすぎるため、抜いたり捨てたりされます。
でも球根なので、捨てられた所で繁殖するわけです。
つまり、このサイクルを断ち切るためには、食べてしまうのが一番なわけですね。

でも、ちょっと怖い(笑) 
だって、ハナニラや水仙を誤って食べてしまい亡くなった話を聞くと…
本当にこれはミツカドネギなのか?と疑ってみたりして。
食いしん坊なので食べたい気持ちまんまんなんですけど(笑)
大丈夫かなぁ。
枯れたり萎れたりしないうちに試してみたいけど。

では最後にいつもの花言葉。
「無限の悲しみ」
「不屈な心」
「円満な人柄」
「正しい主張」
ん~~ちょっと花からイメージしにくい花言葉ですね。

では、ミツカドネギ食用利用にチャレンジしてみます。

ミツカドネギ
ミツカドネギ

2024/04/13

アズマヒキガエル

今日、ネットニュースを見ていたら
「カエルは叫ぶことができる」という記事を読み、ドキッとしました。
実は今週、カエルを叫ばしてしまったかもしれないからです。

その記事によりますと
カエルは他の動物を追い払う防衛機能として、耳をつんざくような音量で絶叫するものの、人間には聞こえない。
というものでした。
アマゾンのジャングルで、コノハガエルが頭を後にもたげ、口を大きく開けているのを発見した研究チームは、カエルが叫んでいるように見えたが、実際に耳で音を聞くことはなかったという。
しかしチームは、高周波音のレコーダーを使ってその音を聞くことに成功。
同種が使う防衛のための超音波を初めて録音したということです。
コウモリやげっ歯類、小さな霊長類といった両生類の捕食者らは、人間には聞こえない周波数の音を発し、聞くことができるそうです。

さて、話を戻しますが、今週、山へ山菜採りに出かけた時に大きなヒキガエルを見つけたのです。
山の斜面から落ちてきたようで、コンクリートのうえをのそのそと歩いているため、近くにある安全で水が流れている場所へ誘導しようとしましたが、なかなか上手くいきません。
仕方ないので、同行者がビニールを手袋がわりに使ってヒキガエルを掴み、湿地の近くに移動させました。
その時、カエルが一回鳴いたんです!
意外と太い声で鳴いて、それきり掴んでいても声は出しませんでした。
もしかしたら、ずっと叫んでいたのかも〜!

あとで調べてみたら、そのカエルはたぶん「アズマヒキガエル」ではないかと思います。
日本にいる多くのヒキガエルは、西日本では「ニホンヒキガエル」
東日本では「アズマヒキガエル」
その違いはアズマヒキガエルの方が鼓膜が大きいことくらいだそうで、体長7〜18cmと大型なのが特徴です。
大型で移動もするため、ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルの混血もいて、その判別は難しいそうです。

のそのそ歩き、虫やミミズを食べて生活しています。
動きが遅いので襲われやすいと思いますが、耳のあたりから毒をだせるため、あまり襲われないとか。
(ビニール袋で掴んで正解でした💦)

それにしても大きかったわぁ。
そして、コンクリートの上で目立つ黄土色!
ヒキガエルは通常は赤褐色から濃褐色ですが、繁殖期のオスは黄土色に変化するそうです。
カエルの繁殖期は2月〜5月。
そしてオスだけが鳴き声を出すそうで、鳴かせるにはつかんで持ち上げることだとか。
まさにそのとおりで、あのヒキガエルはオスだったんですね!

あれから無事に元気で生活しているかしら?

アズマヒキガエル
アズマヒキガエル

2024/04/02

ネモフィラ

4月になりました。
伊豆の国市もソメイヨシノが咲き始めて、いっきに春になった感じがします。

 春は花の季節です。
新緑もそうですが、春は今までどこにいたの?ってくらいにあちこちで花が芽吹き出し、咲き誇ります。
とても美しい景色の季節ですが、その中でもとりわけ話題にあがるのが桜ですね。
その他というと、茨城県の国営ひたち海浜公園のネモフィラもかなりの注目度!

 ネモフィラ
ムラサキ科 ルリカラクサ属(ネモフィラ属)
原産地 北アメリカ西部
開花期 4月〜5月 一年草
日当たりが良く風通しが良い場所、土は水はけが良く乾燥気味で肥料の少ない土壌を好む

 ネモフィラといえば「インシグニスブルー」が一般的によく知られている品種になります。
皆さんがネモフィラを思い浮かべる時に、まず出てくるのがそうだと思います。
私もそうです。
でも、実は…パンフラワーで作ったことがないんですよ💦
今回、お猪口シリーズでネモフィラをリクエストされまして、今、あせっている最中です(笑)
お客様からのオーダー品はイメージよりも正確さを期待されますので、作ったことのない花はよく研究してからでないと製作しません。
ネモフィラはちょうど今の季節なので助かりました。
花屋でネモフィラを買ってきて良く観察できますから。
花は写真を見ればわかりますが、ガクや葉っぱの付き方など、実物を知らないと作れません。
そして何より大切なのは、その花の持つ雰囲気です!
それは写真ではなかなか伝わってこないし、実際のところ、自分で見て感じるのが一番ですから。
本物の花を見て感動した気持ちをパンフラワーに反映します。
その花のイメージを作ります。
なので、実際に見たことのない花をオーダーされるとあせりまくる私です(笑)🤣
今回はたまたま手に入る花だったので良かったです。
とても可憐で可愛らしい、そして清楚なたたずまいを備えるネモフィラ。
色もブルーのなかにムラサキや藍色も入っていたり、密かに表情豊かなんです。
葉っぱも細かいわぁ(ToT)
粘土でどこまで表現できるかしら?
でも、作ったことのない花に挑戦するのはとてもやりがいありますから、まずは粘土をこねますね!
できあがったらインスタ、フェイスブック、エックスにアップするので、またご覧くださいませ💖

では最後にネモフィラの花言葉
「あなたを許す」
「どこでも成功」
「可憐」

ネモフィラ
ネモフィラ

2024/03/22

シモクレン

シモクレンは「紫木蓮」と書きます。
今の季節、あちこちで見かけますね。
外側が紫で内側が白。
花は8〜10cmと大きいですが、樹高は4〜5mほど。

モクレン科 モクレン属
中国原産

私はシモクレンが大好きで、いつも近所の友人の庭に花が咲くのを楽しみにしていたのですが、今年は残念ながら見れません。
友人が庭の改造を行うさいに、切ってしまいました(ToT)
駐車場を作るためなので仕方ないですが、はっきり言って残念です。
ま、私の庭ではないのでしょーがないか!

 伊豆の国市には庭にモクレンを植えている家が多いので、他のモクレンを見つけて眼福しようと思います。

 モクレンにはシモクレン(紫木蓮)とハクモクレン(白木蓮)がありますが、私はシモクレンの紫がかった紅色がとても好きです。
花が大きいので、紅色がとても目立ちますね。
 他にハクモクレン(白木蓮)があって、そちらは名前の通りの白一色。
花びらは9枚ありますが、実はそのうちの3枚はガクなんです。
ガクが白いため、花びらのようにみえています。

花言葉もそれぞれで
シモクレンは「自然への愛」「恩恵」
ハクモクレンは「高潔な心」「慈悲」
なんだかぴったりだと思いました。

 名前の由来は、モクレン(木蓮)の花がハスに似ていることに由来したそうですが、かつてはランの花に似ているとしてモクラン(木蘭)と呼ばれていたこともあるそうです。
…私個人的には、ハスにもランにも似てないと思うのですが(笑)
見え方は人それぞれですからね!

 モクレンと良く似た花で、コブシもこの時期に咲いています。
モクレンより小ぶりの花ですが、樹高はとても高く8〜10mもあります。
伊豆の国市を車で走っていると、畑や公園に白い花をたくさんつけた大木を見かけますが、本当に目立つし、とてもみごと!
コブシもモクレン科モクレン属です。
あまり背が高いので、香りがよくわからないですが、モクレン特有の爽やかな甘い香りがするのかな?
花言葉は「友情」「歓迎」

 モクレンとコブシ。
どちらが好きですか?
どちらも目立つ樹木なので、見つけてみて下さいね。

シモクレン
シモクレン